PHOTO:鈴木孝浩先生(駿河台日大麻酔科5月派遣医)
左三叉神経痛(V2,V3)にガッセル神経節ブロックを行いました。
症例 中○久○ 87歳 女性、左頬部、下顎部痛
テグレトールではほとんど痛みの取れない激痛が左三叉神経2,3枝にあり、
さらに老齢のため下顎骨が萎縮してオトガイ孔は確認できなかった。
また眼窩下神経ブロックや上顎神経、下顎神経ブロックも行った。
その各々には anesthesia が認められたが、それでも完全な除痛にはならず、
ガッセル神経節ブロックを行った。
1999.08.02 現在一年以上経過したが、左三叉神経痛はまったくなく、当然知覚・触覚麻痺が残存しているが、
患者さんは満足していて経過観察中である。
| 施術 1998.05.20 (詳細については成書を参照されたい) |
 |
 |
 |
 |
作図軸斜位側面 オーバーチューブ |
作図軸斜位正面 オーバーチューブ |
オーバーチューブ Cアームの角度 |
作図とイメージを 基に刺入部麻酔 |
 |
 |
 |
 |
作図とイメージを 基に刺入開始 |
刺入角度調整(1) |
刺入角度調整(2) |
刺入角度調整(3) |
 |
 |
 |
 |
電撃痛の発現 卵円孔確認 |
側面確認 局麻剤注入テスト |
正面確認 局麻剤効果テスト |
2,3枝無知覚確認 アルコール注入 |
 |
 |
 |
|
X線軸斜像 卵円孔に針先 |
X線側面像 深さ確認 |
最近の患者さん ご本人了解済み |
|
三叉神経ブロックの中でガッセル神経節ブロックは、ペインクリニックでは最後の手段と言えます。
70歳以上の高齢者で、かつ長年に亘り再発を繰り返す2,3枝の両方が侵されている場合に適応があります。
つまり適応を選択する勇気が必要で、まずはテグレトールの内服から始めて、
各末梢から試験ブロックを行う事が重要と考えます。
参考文献 永井書店 鈴木 太著「ペインクリニックの指針」
|